「国」や「産地」にこだわる理由は?
国産にこだわる日本人は多い。
そう思える人が多い国って、誇らしいですが
日本製だからと言って 必ずしも良いものとは限りません。
むしろ海外製のモノの方が優れているものもたくさんあります。
商品の良し悪しは
「国」や「産地」にこだわるというより
「物」にこだわった方がいい。
モノづくりには必ず人が関与します。
人の考え方1つで モノの仕上がりは大きく変わります。
例えば もみの木ハウス協会が使用する「もみの木の内装材」。
モノづくりの考え方が
「売れるもの」ではなく「健康に住まうためのもの」になります。
そのためには長く使えるという事も大切な条件になってきます。
なので、もみの木のなら何でもいい訳ではなく
#こぼれ種から育った生命力の強い 天然木を。
#厳しい環境で育った木は年輪が細かく木材の強度があるものを。
#精度が高く変形が少ない、調湿が得意な柾目のみを。
#もみの木の貴重な成分を壊さないために
ゆっくり水分が抜けていく自然乾燥を。
#もみの木の内装材の性質や性能を生かすために床面積の2倍以上の適正量を。
#「木の家は調湿しますよ。」って言っていても
水をはじくのが得意な板目を使用していたり。
#「木には有益な成分がありますよ。」って言っていても
木の細胞が壊れる 機械乾燥方法のものだったり。
#「木を使ったら体にやさしいですよ。」って言っていても
適正量を使用していなかったり
モノづくりは 人の考え方 次第で
間違った説明や 効果がない使い方がされている事が多いというのが現状です。
国内では難しい事も国外だったら可能な森林環境や
日本の気候や裸足文化にあった 日本人ならではの製造加工方法ができたり。
こだわった素材と それを生かしたモノ作りの方が大切です。
どんな素材を作るのか、
どんな素材を使ってどんな家づくりするのかどうかも人次第って事です。
そこには「国」や「産地」は 関係ありません。