価格だけで判断するとヤバイ理由。
本当にあったヤバイお話。
ある改修工事での出来事。
ヒアリングして、予算を決めて、見積りして・・・
OKをもらっていたんですが
お客様の知り合いから
「見積もりは他でも取った方がいいよ!!」と言われたそうで
当社の図面、見積書を見せて 他社でも見積りされた方がいました。
で、電話が入ります。
お伺いすると 他社さんの見積書を見せられて
「うちは、小山さんと長い付き合いやのに、
他社は500万円も安い金額で持ってきたで。どういう事?」
と あきれ顔。
・・・で、見積内容を見せてもらうと
外壁の張替、他にもいろいろ・・・が入っていない。。。
どうやら、同じ内容で見積もりをお願いしたらしいのですが、内容はまるで違う。
ですが、お客様は 工事内容は同じと信じている様子。
「あれとこれと、これもあれも、 仕様や工事内容が違っていますが、その内容で本当にいいですか?」
とお伺いすると・・・「えっ?そ・・・そうなの?」と。
今回は、連絡をくれたおかげで内容の違いが分かりましたが、
連絡をくれていなければ、どうなっていた事やら。。。
素人では判断が難しいところです。
これは業界が変われば同じこと。
もし、高級バックが激安で売られていたら・・・。
素人の自分では本物なのかどうかは判断する事ができません。
なので、買いません。理由はヤバい確率の方が高いからです。
これって、新築にも同じことが言えます。
「安くていい家」を探している方は多いですが、
安い家 と 高い家。
内容が同じであれば自分も安い家を選びます。
・・・が、そんなうまい話はありませんね。
見た目は 良い感じで設備は整っていて
地震に強い構造、高断熱仕様。オール電化。と漠然に書いてありますが
耐震等級、断熱等級までは書かれていないことが多いです。
なので、長期優良住宅で安い家は難しいかもしれません。
耐震等級・断熱等級以外にも劣化対策等級や維持管理等級などが加わってきます。
光熱費なんかも変わってくるでしょう。
光熱費 年間に10万円変われば、35年間で350万円の差になります。
暮らしの必需品も変わってくるでしょう。
リフォームの回数も変わってくるでしょう。
控除額や保険金額なども変わってくるでしょう。
それらを加えていくと 恐ろしい金額の差になります。
さて どっちが安いのか・・・?
住宅ローン返済後までに
どれくらい家にお金を費やすのかを計算すると
本当に安いのか高いのかが見えてきますよ。