床がベトベトすると・・・。
住宅の内装材の仕様は どこの会社でもほぼ同じです。
少し予算を上げて、床は「木」にする場合もありますね。
さて、その床材。
「ベタベタしますけど、いいですか?」って事は誰も教えてくれません。
言わなくても 賃貸の時も同じ素材のケースが多いので
それが当たり前・・・という認識かもしれません。
「えっ?床は「木」だったら、調湿効果があるし、ベトベトしないでしょ?」
って思うかもしれませんが
住宅に使用される床材の多くのお手入れは、基本、乾拭きです。
これは「木」の場合も同じ。
つまり・・・「調湿効果があるよ。」って言ってても、ほぼないという事です。
表面から内部に水が入ると 凸凹になってしまうので
基本、乾拭きになります。
汚れた場合は、「硬~く絞ったタオルで!」って言われるでしょう。
なので、風呂上りはちゃんと拭いて出てこないと怒られることになります。(汗)
室内の空気がジメジメしていると
今度は床の表面が結露し、裸足で歩くとベタベタします。
床がベトベトするという事は
床にカビなどの菌も繁殖しやすいよ。という事です。
そうなってくると 水虫なんかも治りにくくなるし
家族に移さないためにもスリッパが必要になってきます。
ですが、今度はスリッパの中で菌が繁殖する事になります。
女性のカサカサかかとが多い理由の1つに「冷え性」があります。
冬は寒いからと厚手の靴下に厚手のスリッパを履く。
そうすると 足は保護されているように思いますが
足裏環境は蒸れて 菌が繁殖しやすくなり
カサカサかかと という水虫になりやすくなります。
その足で、カーペットに触れることになります。
マメに洗濯をされている方はいいですが
何か月も洗っていない・・・というご家庭は多いですね。
またスリッパも毎日洗っているよ。という方も少ないです。
さて、ペタペタする床になかなか洗わないスリッパに触れて
その足でカーペットの上で生活すると・・・どうなるのか?
不衛生で お手入れが面倒な暮らしになります。
なので、スリッパや敷物を使用するならマメにお手入れができる物を選びましょう。
さて、もみの木ハウスでは
冬でもスリッパだけでなく、カーペットやマットなども不要になります。
これは床が冷ッと感じにくくなるという他に
敷物を使っちゃうと
もみの木の調湿・消臭・抗菌効果がその部分、発揮できなくなるから。
そのままの方が、肌触りはさらさらになるので、菌を繁殖するのを抑制できます。
カーペットなどは使ってもいいのですが、
お手入れが面倒になる事が分かっているので
自分は 使用しません。
ただの床。・・・と思っている方は多いですが
床は 直に触れる部分です。
布団やシーツ、洋服などの肌触りを確かめるように
触れた時の肌触りは 裸足でちゃんと体感しておいた方がいいでしょう。
肌ざわりだけで、分かる事は多々あります。