ペットのシックハウス症候群。
シックハウス症候群。
ペットにも健康被害が報告されている事をご存じでしょうか?
シックハウスとは
建材・塗料・家具などから発生するホルムアルデヒドなどの
VOC(揮発性有機化合物)による室内空気汚染によって
引き起こされる 病気や症状の事。
人間界では一時話題になりました。
建築基準法における「シックハウス法」は2003年に制定されましたが
その後も人だけでなく、ペットのシックハウス症候群という診断があり、
各地の獣医さんがブログなどで 警鐘してくれています。
ペットの犬猫から、
人間よりも高濃度の有害化学物質が検出される事があります。
老衰ではなく、自分のちょっとしたことで
ペットの病気を早めさせたり、
また自分だけでなく家族の健康被害予防のためにも。
身近に溢れすぎている有害化学物質は
どんな影響があるのかを知っているだけで 扱い方は変わるかもしれません。
さて、有害な化学物質は体内に入ると、
基本的にこれらは身体の材料ではなく異物であるため
体外に排出しようとします。
主に肝臓で代謝されて便や尿、汗、呼気となって出ていきますが
排出できない場合は 体内の脂肪などに蓄積されます。
そして、この蓄積されたものは 長い年月をかけて健康を害する危険性が指摘されています。
犬猫は体内で入った化学物質を代謝する能力が
人間よりも劣っており、分解する酵素が人間よりも少ないため
体内に排出しにくい事が判明しています。
室内で飼われている犬や猫は その生涯のほとんどを室内で過ごします。
そんな室内には
防臭加工のカーテンや防カビ・防虫剤を塗られた床や家具
部屋中にふりかけられる除菌スプレーなど
有害な化学物質がたくさんあります。
それらがハウスダストにも含まれていきます。
そして、ハウスダストは床や床付近の空気中に蓄積していきます。
人間や犬猫などの恒温動物は、一般的には大気よりも高いため
自分の身体の直下にある床周辺の空気が身体に沿って上昇気流となります。
呼吸で取り入れる空気の2/3は
自分の真下の空気だと言われています。
床付近で過ごす 小さな子供やペットは
より多くの有害物質を吸い続ける事になります。
人間よりも寿命が短い犬や猫などのペットたち。
お部屋の空気はキレイに保ちやすい環境にしたいけど
使わないと 人がストレスが溜まる事もありますね。
室内の有害化学物質をゼロにすることは不可能ですが
内装材の選び方によって かなりの数を減らす事は可能になります。
もみの木ハウスで住んでいると
「芳香剤や柔軟剤の香りが苦手になった!!」
・・・という方が増えています。
苦手になった → 使用しない →有害化学物質の減少
にもつながります。
つまり 今までは使用していた有害な化学物質を
使用しなくてなっても、暮らしやすくなるよ。という事です。
内装材は 成分、今後の暮らしにどんな影響になるかを
考えて選ぶ方は ほとんどいないのが現状です。
ただの内装材。されぞ、内装材です。
長く住まう室内環境。
ペットだけでなく人にも。
大きな影響力があるのは 言うまでもないですね。