調湿効果がある素材の見分け方。
調湿効果とは 湿度が多い時は一定量の水分を吸って
乾燥した時は一定量の水分を吐く湿度調整 の事です。
家の中で調湿作用がないと どんな問題が起こるのか?
湿度が高い状況が続く場合
①カビ・ダニが 爆裂に増える。
②家の中のニオイが強くなる。
③室内干しが乾きにくい。
④食品が腐りやすくなる。
⑤家と物が傷みやすくなる。
湿度が低い状況が続く場合
①肌や喉が乾燥する。
②風邪やインフルエンザにかかりやすくなる。
梅雨~夏にかけては 湿度が高く、
冬~春にかけては 湿度が低くなる。
つまり、日本では ほぼ年中 湿度調整は必要だよ。って事です。
そのため、調湿作用があるといわれる製品はたくさん出回っています。
ここで めちゃくちゃ気にしてほしい事があります。
「それ。本当に調湿効果ですか?」ってこと。
例えば、紀州で有名な備長炭。
これも調湿作用があると言われています。
・・・が 正確にいうと「除湿」です。
小さな無数の穴に空気中の水分が吸着することで その効果を発揮します。
そのため、その穴がいっぱいになると効果は発揮されません。
そのまま湿度が高い場所で放置していると
カビの原因になりますので気をつけましょう。
長く使用するためには 定期的に洗って しっかり乾燥させる必要があります。
例えば、無垢材。
これも調湿効果があると言われています。
・・・が、ほぼない&全くない物もたくさん出回っています。
調湿作用があるのかは
水を撒いてみるとわかりやすいでしょう。
床の上に水を垂らします。
10分ほど放置して経過をみてみましょう。
見た目は同じでも木の製造過程によって調湿効果は変わります。
一定量の水分を 乾燥時には放出し、湿気が多い時は蓄える力。
まったく変化ない・・・なら調湿効果はゼロ。
なかなか乾かない・・・なら調湿効果は低い。
乾いてきている・・・なら 調湿効果は高い。
・・・という事が言えますね。
なので、「木を使っているので調湿効果がありますよ。。。」って言われたら
「水を撒いてもらってもいいですか?」
は 勇気をもって言ってみましょう。
どれくらいの調湿効果があるのか?
イメージではなく 目で確認する事ができますよ。