ランニングコストが変わる木の乾燥方法。
「木の家」って何がいいのだろう?
内装材に「木」を使用する際、
広葉樹より針葉樹の方が調湿効果が高い事が知られています。
その他、針葉樹に含まれている油分(精油)に
「消臭」・「抗菌」・「香り(リラックス)」など
樹種にもよりますが 人にとって有益な効能があります。
では、針葉樹を使えば「木の家」は本当に効果があるのか?というと
実は・・・乾燥方法で効果は変わるんです!!
木の乾燥方法は大きく分けて「機械乾燥」と「自然乾燥」があります。
それぞれのメリットとデメリットを比較してみましょう。
■機械乾燥のメリット
機械乾燥は人工の熱を加えて乾燥させるため、
乾燥するまでの間、カビを抑えたり
乾燥する際の表面に割れが出にくく、木材を短期間で大量に作れます。
■機械乾燥のデメリット
人工の熱を長時間加えて乾燥させるため、木の細胞が壊れやすく
水分と一緒に油分(精油)も抜けてしまうため
油分に含まれる「消臭」「抗菌」などの効果もその分低下します。
経年ごとに出る木のツヤもほぼなくなってしまうため、
定期的に塗装が必要になったり、「調湿効果」の力もほぼなくなります。
樹種によっては本来持っている香りより強くなる場合があります。
□天然乾燥のメリット
ゆっくり時間をかけて乾燥させるため
木の油分(成分)を温存しながら、水分を抜くことができます。
木の細胞を壊さないため、「調湿」「消臭」「抗菌」「本来の木の香り」や
経年ごとに出る色艶を楽しむ事ができます。
□天然乾燥のデメリット
乾燥に時間や手間がかかり、
乾燥するまでにカビや表面の割れなどのリスクが高く大量生産はできません。
目的によって変わる乾燥方法の選び方まとめ
機械乾燥
初期費用を抑え、見た目重視の方に向いています。
自然乾燥
木の効能を味わいたい方やランニングコストを抑えたい方に向いています。
今回のブログを見ていただいた方は
木の家の見学会では
「この木は機械乾燥ですか?自然乾燥ですか?」の質問だけで
木の効能「ほぼないな。」or「ちゃんとあるな。」
って事が判断できるようになります。
では、もみの木ハウスの「もみの木はどっちなの?」かというと
自然乾燥になります。
アレルゲンが少なく樹齢は200年以上の木を使用していますので
効能を一生味わいたい方には向いています。
・・・とは言っても合う合わないは体感してみないとわかりませんね。
効能を重視される方は必ず体感されることをお勧めしております。
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