自然素材の床なのに・・・ベタベタするのはなぜ?
「自然素材の床(無垢フローリング)なのに
裸足で歩くとベタベタするのは なぜ?」
こんな質問をいただいた事があります。
その方のお宅は 木の床を使っているそうです。
「木は 調湿効果があって・・・。」
って聞いていたそうですが
「裸足で歩くとベタベタする。」
調湿効果があるけど
「お手入れは基本、乾拭き。」
・・・という事でした。
そこで、その方に ③つの質問をさせていただきました。
(弊社のもみの木の床を見ていただきながら)
質問1.床は ↑ こんな模様ですか?
いいえ。違います。
(サンプルを見てもらいながら)
質問2.床は ↑ こんな模様ですか?
はい。こんな感じです。
この時点で床がベタベタする理由がわかります。
質問1の弊社で扱う床材は「柾目(まさめ)材」。
おひつなどに使用する木の切り方で、余分な水分を飛ばすのが特徴です。
質問2の床材は「板目(いため)材」。
醤油樽など水分を通さないのが特徴です。
では板目は全く調湿作用がないのか・・・と言われれば少しはあります。
なので、営業マンの言っている事はウソではないんです。
少しでもあれば「調湿作用はある。」ですから。
ただ・・・実感できるような調湿効果があるのかと言われれば
正直に言わせていただくと「ない!」です。
そういう特徴なので仕方ありません。
基本、洗濯物は外干し、布団も定期的に外干しの暮らしになります。
質問3.床材の乾燥方法は「機械乾燥」「自然乾燥」どちらと言っていましたか?
そこまでは聞いていません。
ここでも調湿効果は大きく変わってきます。
余分な水分を飛ばす特徴がある針葉樹の柾目(まさめ)材であっても
「機械乾燥」の場合、通常は可能になる一定量の水分を貯金する事が難しくなります。
・・・ということで、
水分の貯金できるの量が少なくなるため
汗の量によっては ベタベタします。
何かしらの塗料が塗ってあれば よりベタベタすることでしょう。
「自然乾燥の柾目」と「機械乾燥の板目」。
どちらが良くて、どちらが悪いというお話ではありません。
どちらにも個性があり、生かすも殺すも使う人次第です。
例えば、レインコート。
雨をはじかせるために着るには重宝します。
もし下着として着たら、ベタベタしますね。って事です。
では、裸足で歩いても床がさらさらになる床材。
建てる前に自分で確かめたい場合はどうすればいいのか?
展示場などで 体感すれば すぐに分かります。
ベタベタする床は そもそも体感はさせてもらいないでしょう。(汗)
・・・ということは
小さなお子様がいるご家庭では
風呂上り。濡れた床を 拭いてまわらないといけない暮らし。
なのかどうかも あらかじめ確認しておくことができますね。
家や暮らしに求めるものが人それぞれ違うように
家に使われる素材、1つ1つにも個性があり、特徴があります。
そして、寿命やメンテナンス方法も素材によって変わります。
裸足で体感できる&9割が知らない内装材の裏側。
同時に楽しめるのが 「もみカフェ」
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