フローリングの汚れが取れない?理由は・・・。
「フローリングの汚れが取れないんですけど?」
今回は もみの木の家であった事例を
紹介させていただきます。
以前、こんな電話をいただいた事があります。
「汚れが取れないんですけど、どうすれば取れますか?」と。
普段なら・・・お手入れ方法を伝えれば
「1週間後には跡がなくなりました。」とか
「だんだん汚れが薄くなってきました。」とか
になるんですが・・・今回は状況が少し違う。
以前にも同じ質問を受け、
アドバイスしてからの2回目の電話です。
気になるので、お宅を拝見させていただくことに。
確かに黒い汚れです。
バスマットを置いていたような キレイな四角い汚れ。
つまり、汚れというより・・・カビですね。(汗)
「バスマットを使っていましたか?」と聞くと
そこだけ汚れが目立ってきたので
お風呂を入る時だけ厚めのシートを敷いた上にバスマットを使用していた。
・・・との事でした。
う~ん。。。
申し訳ありませんが、もみの木の家で
本当にその使い方なら、こんな状況はあり得ません。
おそらく、濡れたバスマットを
長時間そのまま放置してたかと思われます。
何回も・・・。
この状況。
無垢のフローリングだったから・・・ではなく
どんな床材でも カビが生えちゃいますね。。。
カビは 表面に出るとは限りません。
内部からどんどん増殖しているケースもあります。
・・・にしても、もみの木の家は
バスマットは必要ありません。
それぐらい調湿効果が優れているものになります。
なのに・・・どうしてバスマットを使っていたのか?
要約すると
汚れが目立ってきたけど、水拭きは行わず、
汚れ防止のためにバスマットを使用したけど
それも放置したため、カビが生えた!
・・・という事が 状況が物語っております。
そこで
「今まで水拭きした事は どれくらいありますか?」
・・・と聞くと 1回もしたことがないとの事でした。
約1年の間に・・・1回も?
衝撃でした。
これは私たちの責任ですね。
説明をしてもやらなければ
説明していないのと同じことになります。
私たちは 体を洗いますね。
見た目は汚れていなくても 汚れていますから。
床も同じことです。
汚れはたまっていきます。
バスマットを置く位置は
お風呂の床が汚れているほど 汚れやすくなります。
なので、家庭によっても水拭きの頻度は変わります。
築5年以上経過しても
使っていないの?と思うほど
洗面所の床も とてもキレイなお宅があります。
ですが、年に2回ほどしか床の水拭きをしていないそうです。
なぜか?
共通するのは・・・やはりお風呂がキレイって事でした。
さて、話は戻りますが、
気になる点は他にもありましたが・・・
この状況が約1年間。
幸い、カビは バスマットを敷いた部分しか生えておらず、
その他へのカビの繁殖はありませんでした。
カビが生えた部分も幸い、もみの木でしたので
表面を削れば カビは取れ、床の凹凸もなく、安心しました。
この状況でカビをここまで抑えてくれたのは
抗菌効果のよるものかもしれません。
そもそも根本的な理由を辿れば
こまめに床を拭かなくても
単純な解決策はあったんですけど・・・。
どんな家でも
濡れたバスマットを長時間放置している場合は
カビだけでなく、家の寿命が短くなるので すぐにやめてください。
内部までカビが増えた場合は 多額の費用がかかりますし、
その空気を吸う事で病気になる事もあります。
ムダなお金を払いたくない方は
バスマットの扱い方は お気をつけください。
今回は カビは削って取りましたが
状況によっては 削らず取る方法もあります。
つづく。