調湿効果の裏側
今年の夏は 「危険な暑さ」 といわれています。
日本の夏は湿度も高いから、より暑く感じますね。
なので日本の住宅には
「調湿作用」があるものとして
昔から 壁などに漆喰や珪藻土が使われてきました。
ただし、それは 下地が「土壁」だったから。
土壁には断熱性能もあるし、調湿性もあります。
その仕上げ材として漆喰を塗っていたので
「調湿性能が高い」イメージになったのかもしれません。
漆喰は 調湿効果が高いという印象かもしれませんが
漆喰そのものには それほど調湿性は高くありません。
今は下地が100%石膏ボードの上に
1~2㎜の厚さで漆喰を塗ります。
厚みの分だけ調湿性能が変わるという事です。
調湿性能でいうと 珪藻土の方がいいかもしれません。
ただ珪藻土は固めるために「固化剤」が必要になります。
珪藻土の多くは
合成樹脂などのバインダー(接着剤)を使用しています。
有害物質が揮発する可能性のほか
本来の珪藻土のメリット
多孔質の穴が埋まってしまい、
その効果を十分発揮できなくなっている場合があります。
最近ではバスマットやコースターとしても売られていますね。
そしてカビが生えたという事例が多くある。
これは珪藻土を固めるための「固化剤」が
カビの温床になるともいわれています。
珪藻土を検討するのであれば
「珪藻土のバインダーは何を使用していますか?」
と聞いておく方がいいでしょう。
また漆喰は 強アルカリ性なので
カビが生えないとイメージがありますが
施工後 数年で 防カビや抗菌効果は薄れていくそうです。
もみの木ハウスでは
もみの木内装材を床面積の2倍以上の
床と壁や天井に使用する事で
調湿作用をしてくれます。
なので、その他の壁紙などは
有害物質を発生させない、調湿作用の邪魔をしない
ラウファーザーを使用しています。
そして防カビなどの抗菌効果
もみの木の家では
数年で効果がなくなるということはありません。
もみの木ハウスでは
もみの木内装材③つの条件が
揃っているものしか使用しません。
①実生の木(天然木)
②自然乾燥
③柾目(まさめ)
和歌山県内で「もみの木の家」って
謳っている会社があったら
上記③つの条件が満たしているのか確認した方がいいでしょう。
もしかしたら・・・
当社が謳う効能が少ない又はないかもしれません。。。