敷物は必要?
日本の風土。
夏は「高温多湿」、冬は「低温低湿」。
いずれの季節も湿度が不快に働く日本は
世界でみても珍しい気候です。
そして今は気密が高くなっているため
家の中で発生した湿気は逃げにくい状態ですが
水廻り(キッチン、洗面、お風呂、トイレ)に加え
室内干しや汗、呼吸
冬には低湿になるため加湿器など
季節に関係なく湿気の発生源はたくさんあります。
なのでマットや絨毯などを敷くのは
衛生面でいうとあまりいい環境とはいえません。
水分は空気よりも重いので下に溜まりやすい。
だから床に敷物があることで
水分を長時間保存している状態を作っているようなもの。
ダニや雑菌が繁殖しやすいリスクが増えるという事です。
ホコリの原因にもなるので気管が弱い方は注意が必要です。
この敷物のメンテナンス。
きちんとしようとすると ちょっと大変です。
こまめな洗濯に乾燥機。
そこからの 掃除機。
ここまでして
やっとダニの繁殖を減らすことができる。
そして、これを定期的に続けることが必要です。
もみの木の家では
「敷物はなるべく使わないでください。」
とお伝えしています。
敷物を使う事で
せっかくの もみの木の調湿や消臭、抗菌などの作用に
蓋をしてしまうようなものだから。
もみの木は
一定の湿気を吸ったり吐いたりしてくれて
乾燥時には直接水をかけることで加湿器にもなる。
日本の湿度対策にはピッタリですね。
家事の負担や健康面へのリスクも考えて
使わなくていのであれば1つでも減らした方がいいですね。