間取りと鬼門の考え方。
間取りを考える際、
間取りが大きく変わる可能性あるのが家相です。
良い方位の逆といわれる「鬼門」。
表鬼門(北東)と裏鬼門(南西)があります。
昔から
「鬼門や裏鬼門の方角に三備を設けず」と
言いますが 三備とは何でしょう?
①玄関・門
②台所(キッチン)
③トイレや浴室などの水廻り
そもそも鬼門とは
鬼が出入りする方角で邪気が溜まりやすいと言われていますが
昔の住環境からくる知恵の面も関係しています。
表鬼門(北東方角)でいうと
トイレや浴室 は凶とされています。
理由は年中通して陽当りが悪く、
特に冬は北風を受ける位置でもあります。
換気をするにも寒くて体に悪い。
そして寒さや湿気が強い方角でもあり
昔の家の環境でいうと適さない場所というのがわかります。
では現在の家ではどうでしょう。
昔と比べ今は気密が高くなっています。
換気扇が設置されていて
そこまで寒いという意識はありません。
裏鬼門(南西方角)でいうと
台所や浴室が凶とされています。
昔は冷蔵庫がなかったため、西日があたる台所は
気温が高くなりやすく、食べ物が腐りやすくなるため、
食中毒になりやすい環境でした。
現在では西側のキッチンの場合は、
キッチンの向きによっては
窓の大きさや位置を調整すれば
それほど気にしなくてもいいかもしれません。
冷蔵庫やクーラーもありますね。
昔は薪で火を起こしていました。
夏の南から吹く風により火事が多かった事から
火を使う場所(台所や浴室)はよくない方位とされていました。
今は風のあたるところで火を起こす方は
ほとんどいなくなりました。
だから強風時でもお湯を沸かす事ができますね。
家相は気にする方と気にしない方がいると思います。
家族の中で気にする方がいるなら
基本、鬼門を避けて間取りを考える方法を取った方がいいでしょう。
悪い事が起こる度に家の鬼門が・・・
と思いながら生活するのは嫌だと思いますので。
その際は、あらかじめ建設会社に伝えておきましょう。
ただ・・・間取りで妥協する面が出てく可能性があります。
間取りを優先したいけど鬼門も気になるという方は
鬼門の方角に
南天(ナンテン)や柊(ヒイラギ)を植えるという方法もあります。
正直「えっ?家相は?」って思ってしまうのは私だけでしょうか?
家相のいい家に住んだとしても不幸だと思う人もいます。
逆に家相が悪いといわれる家に住んだとしても幸福だと思う人もいます。
現在の住環境では、鬼門に関係なく
住む人の考え方次第で幸も不幸も変わるかもしれません。