先人の知恵から学ぶ。
梅雨時期になると
紀南地方では「梅収穫」の時期になります。
今年の梅の出来具合について
地元新聞にも掲載されるぐらい「梅」は身近な食べ物です。
私の親が子供の頃は
食卓には必ず「白干し梅(塩だけで付けた梅干し)」が
いつも置いてあったそうです。
おやつ代わりにも食べていたんだとか。
スポーツドリンクがなかった時代では
梅干しがクエン酸や塩分補給になっていたのだと思います。
「梅は三毒を断つ」といわれ
子供の頃、体調が悪い時は
梅干しを入れた白湯を作ってくれていた事を思い出します。
ちなみに「三毒」ってご存知でしょうか?
①血毒 ・・・熱中症のこと
②水毒 ・・・水あたりのこと
③食毒 ・・・食あたりのこと
梅に含まれるエキスには
血行の流れをよくする働きや
抗酸化作用や疲労を軽減する働きもあるそうです。
地元では
自家製の梅ジュース、梅酒、梅干し、梅酢や梅エキスなど
梅の何かしらを常備している家も多いと思います。
健康のために 飲んだり食べたりしている方もいます。
梅だけではなく 自然のある素材を
昔の人は、生活の中から
その特性を生かした使い方を見つけ出していました。
家もそうでした。
今は 性能にこだわる会社は多いですが
自然素材の特性を生かした使われ方は
かなり少なくなってしまいました。
効果のないフェイク商品もたくさん出回っている時代です。
では もみの木の家は どうなのか?というと
もみの木の家に使われる内装材は
希少な柾目(まさめ)材 を使用します。
これは、精度が高く変形が少ない、調湿効果が高い
材料の取り方になります。
昔ながらの手間暇を惜しまない
すべて 自然乾燥 にこだわって作られています。
これは、もみの木に含まれる貴重な成分(効能)を温存させるためです。
また 水を貯める細胞を壊さないためでもあります。
こうして もみの木の内装材が出来上がります。
そこから、もみの木の性質や性能を活かすための適正量
床面積の2倍以上 施工されたものが
「もみの木の家」として登録されます。
自然素材を使った商品はたくさんあります。
効果を期待して素材を使用するなら
「どんな効果があって、適正量は?」
しっかり 確認しておいた方がいいでしょう。
機械乾燥した無垢材なのに
「調湿や消臭効果があって・・・」
なんて言われたら
自分だったら、その会社で建てることをやめます。
杉や桧のように香りすぎず
あまり自己主張がない もみの木の家。
ですが
住んだ人は その居心地の良さに驚かれます。