床が長持ちする理由。
フローリングの種類は大きく分けると
「合板(カラーフロア)」と「無垢(木)」の床材があります。
どちらの床材も 生活をしていると
掃除機だけでは床のベタ付きが気になるため
水拭きをして 汚れをしっかり落とす事が必要になってきます。
ただ・・・基本「フローリングの水拭き」は推奨されていません。
それは、水拭きする事によって
表面の塗膜が剥がれやすくなったり
内部に水が浸透する事によって
ボコボコになったり、変形したりするためです。
なので、水拭きする際は
「床に水分を残さない事」が重要になってきます。
また洗剤を使用される方もいるかと思いますが
アルカリ性洗剤は 汚れはキレイに取れても
床の塗膜を傷める原因にもなるので注意が必要です。
何げなく お手入れしているフローリングですが
床材の寿命を延ばすためには
水拭き(水分)には 意外と気をつけないといけません。
ですが、
もみの木のフローリングは、むしろ水拭きを推奨しています。
しかも、床に水分を残して良い素材になります。
ベタベタのままでも
水たまりにならないように伸ばすだけでOKになります。
乾拭きは特に必要ありません。
あれ・・・?
床の内部に水分が浸透するとボコボコになるのでは?
と思われるかもしれませんが
もみの木ハウスが扱う もみの木の内装材は
全て 自然乾燥された柾目材なので
余分な水分を吸ったり吐いたりするのが得意な素材です。
水を撒いても放っておけば数十分で勝手に乾くので
ボコボコになる心配もありません。
水を与えてあげる事で、もみの木にはストレスがかかります。
ストレスを与える事で、もみの木は成分を出します。
そうすることによって、もみの木の精油が出やすくなるため
床の艶も出やすくなります。
つまり、水拭きを定期的にする事によって
床の表面の汚れを取り、キレイな艶になっていきます。
もみの木の成分が出やすくなる水拭きは
鼻や喉など体調が優れない時もお勧めです。
だから・・・
「水拭きはやらない方がいい。」ではなく
「水拭きはやった方がいい。」ってなります。
通常 過乾燥に起こりがちな
無垢材の隙や割れなどは仕方ないと思われるかもしれませんが
もみの木は水撒きもできる素材ですので
保湿を直接してあげることで
ならないとは言い切れませんが 隙や割れの予防にもなります。
汚れたら・・・水拭き。
当り前のことが
気を使いながら行うのか?
気を使わず行えるのか?
この違いが床材の寿命とも関係しています。
寿命が長い床材という事は
数十年後の張替えリフォームもなくなるという事なので
建築会社にとっては よろしくない床材かもしれませんが
住まう方にとっては
快適で、のちのちお金がかからない床材となります。