節のある床は穴ぼこだらけ?!
床材などでよく見る黒い●「節(ふし)」。
目みたいに見えたりするので
嫌いな人と好きな人と極端に分かれるところです。
今回は そんな節に関する質問
「実家の床にある節が取れたんですけど、なぜですか?」というもの。
床に使用されている
無垢材の節が取れて穴がいくつか空いているという事でした。
疑問に思っている方も中にはおられるかもしれないので
ご説明させていただきますと・・・
「節」は大きく分けると
「生節(いきぶし)」と「死節(しにぶし)」があります。
「生節」とは
たくさんの葉っぱでも折れないように枝とその周囲の幹の組織を
しっかり結合したもので、枝が生きている状態で巻き込まれたものです。
「死節」とは
「生節」とは逆で枯れた枝が幹の中に巻き込まれたものです。
枯れたあとで幹に巻き込まれたので、周囲の組織とは結合していません。
そのため・・・「床の節がポロッと取れた!!」って場合は
「死節がある床材を使っているよ。」って事になります。
※業界用語では「抜け節」と呼ぶ事もあります。
そんな中、
「なぜ もみの木ハウスの床材は「節」がないのか?」
というご質問をいただきましたので、ご説明させていただきますと
答えは単純で 樹齢200年以上の大木を使っているから。になります。
大きな木を見てみると分かりやすいですが枝は上の方にしかありません。
逆にまだ若い周りの木は枝がない部分がほとんどありません。
「節」とは枝の部分なので
枝がない部分を使っているので「節がない。」という事です。
※ただし、収納用やたまに節ありの素材もありますので
どちらの「節」かを判断していただけたらと思います。
もみの木ハウスは 全て「柾目(まさめ)」のもみの木を使用しています。
そうなってくると 大木じゃないと建材用の「柾目」は取れません。
なんなら・・・200年以上の大木ですら、
柾目は1本の木から
たった20~30%ぐらいしか取れない貴重な素材になります。
これを業界用語でいう「平柾無節」という最高等級品になります。
なおかつ、自然乾燥です。
「自然乾燥」とは 木の成分を温存する方法ですが
手間暇がかかるし、乾燥するまでに多くがひび割れしてしまうので
床材などの製品となれるのは ごくわずかになります。
なので、これを市場で購入しようとすると
※多分売っていないと思いますが・・・
超お高いお品(キラ~ン)と通常ならなる訳です。
・・・が、それと比べると そこまで高くはありません。
なぜなら通常の購入経路は
原木製造工場→製材市場→卸売店→建築会社→お客様となるところを
原木製造工場→もみの木ハウスわかやま→お客様 となっているから。
・・・とは言っても
そんなもみの木を床面積の2倍以上使っているわけですから
(カップボード、シューズクローク、収納棚にも)
通常の家と比べて初期費用はお高くなります。
・・・が通常の家では味わえない
もみの木ハウスならではの費用対効果をお楽しみいただけると思います。
「家」って建って終わりだったらいいんですが、
そうではないですね。
のちのち費用をかけるか
すでに必要なところに必要な費用をかけておくのかで
建ってすぐ・・・から「環境」が変わる。
よって暮らしの必需品や家事時間も変わってきます。
今より症状が悪化しないために
できれば今より症状が良くなるように
そんな考えの家づくりが もみの木ハウス になります。
もみの木ハウスの見学会はコチラ↓から
8/19-27 N様邸 完成体感見学会のご案内(予約制) | 見学会・イベント | もみの木ハウス・わかやま (和歌山県田辺市) (wakayama-koyama.com)