後悔しやすい「窓」。実は明るさよりも・・・。
窓えらびは
夏・冬の 住み心地に大きく関係してくる部分です。
昔はアルミの単体ガラスのみでした。
なので、線路近くの家には
防音対策のため、単体ガラスを二重に付け、
ペアガラスにしていた時代が懐かしく感じます。
次にアルミのペアガラスが登場し、
複合樹脂のペアガラス→樹脂窓のペアガラス→樹脂窓のトリプルガラス。
今は「窓」といっても
会社によって使用する「窓」はさまざまです。
もみの木ハウス・わかやまでは
樹脂窓のペアガラス(ガス入り)を採用しています。
では、窓の性能が一番高いのか?といわれれば
上には樹脂トリプルガラスや海外製の木製サッシとかもあります。
窓の性能を高くすることは簡単ですが、その分、お値段もお高くなります。
住宅にどこまでの性能を求めるかで窓の性能も変わるわけですが
もみの木ハウスの家では
約30坪ぐらいなら 6畳用のエアコン1台で
温度差が少ない住環境になっているので
住宅の価格を上げてまで
窓の性能は上げる予定は今のところ考えていません。
ただ、ここで注意が必要です!
自分たちが設計した窓を
「もっと大きくできませんか?」
「もっと窓を増やせませんか?」
ってなれば 話は別です。
いくら窓の性能が上がったとはいえ
必要以上の窓や大きな窓が増えれば その分、断熱性能は下がります。
・・・という事は 冷暖房のエアコンの効きは悪くなるという事です。
・・・という事は、光熱費も上がるという事です。
・・・とは言うても
「窓が小さいと室内が暗くなるやん!」って思うかもしれませんが
取り付ける高さを工夫することで明るさは保てますし、
大きい窓も小さな窓も光入り方はほぼ同じです。
光の入り具合を見れば、よくわかりますね。
なので、窓はなるべく小さく設計して
断熱性能は下げず、コストを上げない工夫をしております。
今は共働きの家庭が増え
家にいる時間が一番長いのは夜ですね。
・・・という事は
カーテンで閉め切っている時間の方が長い。
大きい窓を増やしたり、必要以上に増やすのは
カーテンやブラインドの価格が上がるだけになるかもしれません。
もっと言えば 窓掃除は 小さな窓の方がラクです!
さらに言えば 少ない方が もっとラクです!
一度付けたら変更ができないのが「窓」です。
「窓」は本当に必要なところに必要な分だけ
設置することをお勧めします。