もみの木は森のお医者さん
よく聞かれる質問の1つ
「もみの木の家」の「もみの木って何?」
「もみの木」はクリスマスツリーでお馴染みの木です。
「もみの木」とはマツ科モミ属の木の総称です。
モミ属の学名をアビエスと言います
アビエスはラテン語で「とこしえの命(永遠の命)」という意味。
クリスマスツリーの諸説にはいろいろありますが
クリスマスに関係なく
病気を予防するために
もみの木を家の中に入れたという説があります。
樹木から放出される木の香りのことを
「フォトンチッド」といいますが
そのフィトンチッドの中でも
もみの木には「ボルニルアセテート」
という揮発性物質が非常に多く含まれています。
この「ボルニルアセテート」には、
抗菌・化膿防止など各種医療薬品の原料として重要な物質で
空気中のウィルスを少なくしてくれる効果もあるそうです。
通常、揮発性物質は、すぐに空気中に消えてしまいますが
もみの木が持つ「ボルニルアセテート」は
空気中に長時間拡散し存在することができます。
また家の中の空気を吸うだけで精神安定やリラックス効果も期待できます。
揮発成分は
①鼻から脳へ
②鼻や口から肺へ
③皮膚から吸収されて全身へ
3つのルートによって体に取り込まれ
自律神経や体のさまざまな器官に影響するといわれています。
なので体にやさしい環境では良い影響があるという事。
「もみの木」は「森のお医者さん」と呼ばれ
北欧やロシアでは昔から家族の健康を守るために重宝されてきました。
これは木の細胞を壊さない自然乾燥されたもみの木にいえる事です。
機械乾燥されたもみの木には同じ成分はないと思っておいた方がいいでしょう。
同じ もみの木でも高温で乾燥された場合
せっかくのもみの木の成分、油分もなくなってしまうので。
もみの木には他にも住まう人にやさしい成分がたくさん含まれています。
「この恩恵を無駄にするのはもったいない!!」ですよね。
「もみの木」を内装材に使うなら
自然乾燥かどうかを必ず確認してみてくださいね。