木はあったかい?
無垢材といえば
「木のぬくもりがある」という
表現がされています。
では木はどうして温かく感じるのか?
これは木材の内部に含まれる空気の量=「比重」が関係しています。
比重が小さいと 熱伝導率が小さくなり温かく感じます。
比重が大きいと 熱伝導率が大きくなり冷たく感じます。
つまり、比重が小さいという事は空気がいっぱい入っているという事です。
私たちは物に触った時
冷たいか熱いかを瞬時に感じ取ります。
例えば
コンクリートの上に立った時
冷たく感じるのはそれが皮膚体温を奪うからです。
そして、固い素材のため疲れやすかったりします。
無垢材の場合
木の細胞に空気が詰まっていて
それが断熱材の役割をしてくれています。
だから温かく感じる事ができます。
家の中で使われる無垢材には
針葉樹(スギ・ヒノキ・モミなど)
広葉樹(サクラ・ナラ・チークなど)があります。
針葉樹に比べると広葉樹の方が比重が大きいため
柔らかい、弾力性がある、温かいという理由で
素足で生活する日本では
昔から針葉樹の方を床材などに使用していました。
ただ針葉樹は柔らかい木のため
傷が付きやすいというデメリットがあります。
そこで登場したのがウレタン塗料です。
表面がコーティングされて
傷が付きにくく、水をはじいてくれます。
ただ無垢材の良さが全てなくなってしまいます。
無垢材の良さを活かしつつ
傷が付きにくい針葉樹の無垢材。
それが当社が扱うForestBank製の「もみの木」になります。
床材は浮造り仕様なので
無塗装でも傷が付きにくく
木の良さをそのまま楽しむ事ができます。
また「自然乾燥」の「柾目(まさめ)材」のため
木の成分(効能)を温存した調湿効果の高い材料になります。
また 生命力の強いもみの木が持つ「ボルニルアセテート」という物質。
これは空気中のウィルスを少なくしてくれる効果があると言われています。
高気密高断熱でアレルギーが増える一方
内装材を変えるだけで
省エネ効果&体にやさしい環境が実現します。
空気を吸うだけでリラックス効果。
もみの木の家で普通に暮らしていると
日常すぎてあまり気にしていませんでしたが
「いつの間にかアレルギー症状が軽減した。」
「ぐっすり眠れるようになった。」などの
お声をいただいたり
自分の体験上から
もみの木には不思議な効果があると感じています。
木にはそれぞれ違った成分(効能)があります。
せっかく無垢材を使用するなら
自分に合った木の成分を温存する自然乾燥のものを。
しかも無塗装でも心地いいものをオススメします。