どうして「もみの木」なの?
日本では家に使用する木材というと「杉」や「桧」が有名です。
そして紀州・和歌山では「紀州材」というものがあります。
杉や桧は安定需給できる木材でもあります。
それに比べると 当社が扱うもみの木は
全国で年間250~300棟という少ない木材になります。
なのに「どうして もみの木?」かというと
1つは樹齢の違いが大きい。
日本では杉や桧の伐採は 樹齢50年前後のものが多い。
それに比べて もみの木は樹齢200年以上のものになります。
その樹齢の違いで何が変わるのか・・・?
①大木でないと柾目材を取るのが難しい。
1本の木から
板目材はたくさん取ることができますが
柾目材は少ししか取ることができません。
家に使用する内装材としてみた場合
樹齢が大きいものでないと
柾目(まさめ)材を取るには難しくなります。
なので、一般的には板目が多くなります。
②材料の取り方によって調湿効果作用が変わるから。
板目は 水を通さない という特徴があり
柾目は 一定の量の水分を吸ったり吐いたりしてくれる特徴があります。
③樹齢が大きいもの方が節が少ないから。
大木になればなるほど 地上から数メートルの間には枝がない部分があります。
そこを使用すれば 無節になります。
樹齢200年以上の木を伐採した無節で貴重な柾目材。
しかも当社が扱うのは 自然乾燥のみになります。
はたして これを国内の木で可能なものなのか・・・?
できたとしても とんでもない高級な品物かと。
そんな高級柾目材をふんだんに使用した もみの木の家。
「ものすごく高いのでは?」
と思われるかもしれませんが
そこまで高い価格設定にはなっていません。
他にも、もみの木を扱う理由には
「もみの木の成分がすごかった!!」って事もあります。