調湿があるのに水撒きできない?
無垢材を使う理由として
よく言われる1つが「調湿効果」です。
ただ通常の無垢材のお手入れ方法は
「掃除機と乾拭き」
「水拭きする際は固~く絞ったタオルで行ってください。」
・・・と言われますね。
「えっ?!調湿するのに??」
って思うのは私だけでしょうか?
無垢材ってどんな木材でも調湿するって言われていますが
得意&不得意があるって事をご存知でしょうか。
一般的な無垢材というと板目材が多いですね。。。。
板目とは水分を吸放出する向きが表面にないため
水を吸ったり吐いたりするのが苦手な素材になります。
(水をかけて1時間経過後)
だから普段のお手入れは 水拭きではなく乾拭きの方がいい。
漢字で表すとわかりやすいですが 木に反ると書いて「板目」。
水を含むと反ったり膨らんだりする可能性が高いからです。
もみの木の家では無節の柾目材になります。
水を吸放出する向きが表面にあるため
水を吸ったり吐いたりするのが得意な素材になります。
(水をかけて2分経過後)
なので乾燥する冬は
水を撒くって事も可能になります。
①板目 vs ②柾目 の調湿効果
生活する日常場面でも違いが出てきます。
足裏が(特に梅雨時期)
①ジメジメする vs ②サラっとする
お風呂上りベトベトの状態で出た時・・・
①すぐに拭く vs ② すぐに乾く
水をこぼした時
①シミになりやすい vs ②シミになりにくい
室内干し
①カビ臭くなりやすい vs ②カビ臭くなりにくい
お手入れはベタベタの水拭き
①NG vs ②OK
通常の営業マンは
「調湿効果がありますよっ!」ってだけで
ここまでの違いはほぼ伝えないでしょう。
さぁ、同じ調湿効果のある無垢材です。
「板目材」と「柾目材」。
あなたならどっちを選びますか?
もみの木の家で扱うFrest bank製のもみの木には
調湿効果のほかにも
住まう人を元気にしてくれる不思議な力があります。
これは、もみの木の貴重な成分を残すために
「自然乾燥」にこだわっているからです。
無垢材を使用する際は
「機械乾燥?自然乾燥?」
「板目材? 柾目材?」
は確認しておいた方がいいでしょう。
同じ無垢材でも
このたった2つの違いだけで
長期間の暮らしにも大きな違いが出てくる事があります。