劣化と変化の違い
「経年劣化」とは
年月の経過とともに
製品の品質・性能が変化し、摩耗・腐食などで
劣化することを言います。
人工的に作られた素材にはどうしても限界が出てきます。
同じような言葉として「経年変化」があります。
何が違うのか・・・?
生きた木の場合は「劣化」ではなく
年月の経過と共に「色の変化」を楽しむ事ができます。
どんな家も、お手入れをしていくわけですが
劣化していくのか変化していくのか
言葉の意味も大きく変わってきます。
当社が扱うもみの木は
自然乾燥のものを使用しているため
成分(精油)が残っています。
お手入れをする度に徐々に艶が出てきます。
艶が出てくるため、
年月が経過するほど お手入れもしやすくなったりします。
「艶が出てくる」という事は
貴重な成分(精油)がちゃんとあるよって言う証拠です。
だから、当社では
もみの木 本来の肌ざわりを楽しめて
成分(精油)が残っている無塗装のものを使っています。
家の中にいるだけで
いつの間にか
鼻が通ったり、咳が軽減したり、ニオイを分解してくれたり、
空気を浄化してくれたり。。。
精油成分には 住みやすくしてくれる不思議な力があります。
そして もみの木 は
定期的にお手入れ(水拭き)をしているのかどうかも
床を見れば わかる素材でもあります。
定期的にするほど 艶がキレイに早く出やすくなります。
通常の床は
水拭きはなるべくしないように言われたりします。
どうしてか・・・?
表面の塗膜が取れやすくなったり
膨張して元に戻りにくいという現象になったりするからです。
もみの木は劣化ではなく変化する素材です。
水撒きもOKなくらい調湿する素材になります。
お手入れすると
それに応えてくれるように きれいな色艶になっていきます。
次の世代まで使い続ける事ができる素材でもあります。
買替が簡単で便利な時代ですが
永く使い続けられる素材を選ぶ事で
ランニングコストをかけずに経年変化を楽しむ事ができます。