住宅は第三の皮膚である。
「住宅は第三の皮膚である。」
芸術家で建築家でもある
フンデルト・ヴァッサーの言葉です。
人は第一から第五の皮膚で護られていると主張し
建築を設計しました。
第一の皮膚・・・自分の皮膚
第二の皮膚・・・衣服
第三の皮膚・・・住宅
第四の皮膚・・・社会環境
第五の皮膚・・・地球環境
第二の皮膚(衣服)までは
直接触れる物なので自分の肌に合っているのかが
わかりやすいですが
第三の皮膚(住宅)はどうでしょう。
今の住宅は スリッパで生活するのが当たり前で
床には絨毯やカーペットに玄関マットなど。
床に直接触れる機会が少なくなっているように思います。
高温多湿の気候と素足文化の日本。
住宅に求めらる性能や建材を考える事で
環境問題や地球温暖化のスピードも
少しずつ抑える事ができるかもしれません。
日本の住宅は
断熱性能や気密は上がってきているものの
新建材(合板やビニールクロス)が未だに多い。
省エネ性は確保できても
湿気やニオイ、肌ざわりはどうでしょうか・・・?
この問題が解消されないと
芳香・消臭剤、防虫剤、防カビ剤など
有害な化学物質を家の中に増やしてしまう事にもつながります。
アレルギー大国といわれる日本。
住まいは第三の皮膚である。
住まう人が病気になる空間ではなく、
住まう人が永く健やかに暮らしていける空間へ。
一人一人が気づけば
日本の住宅は消耗品ではなく価値のある家へと変わるはず。
だからこそ、
住まう家族の健康を素材から考え、家づくりをしています。