曖昧な言葉には裏がある。
住宅雑誌を見ていると
言葉と矛盾している写真が多いですね。。。
例えば「木の温もりを感じる家」。
一部の部屋の床は 木(無垢材)を使っていますが
他の床は カラーフロアやクッションフロア
壁紙はビニールクロスです。
唯一使われている無垢材の床は塗料が塗られています。
さて一体 どこで木の温もりを感じる事ができるのか・・・?
例えば「自然素材をふんだんに使った家」
どれくらい自然素材を使用すれば「ふんだん」となるのか?
建てる側からすれば 家全体をイメージするかもしれませんが
住宅会社によっても色々で
予算によっても変わるのが一般的です。
曖昧な言葉は もしかすると
本音が言えないという事かもしれません。
写真を見ていると
ビニールクロスを占める面積が一番多くても
「ビニールクロスをふんだんに使った家」とは言いませんから。
また「自然素材」も曖昧な言葉です。
何の自然素材なのかが書かれていない事が多い。
無垢材にウレタン塗料などが塗られていて
肌触りはカラーフロアと同じになっても自然素材ですし
つなぎ材が入った塗り壁を使用して
空気が悪くなるものであっても自然素材です。
中身はどうであれ
自然素材をふんだんに使ったら
通常は 健康にいいイメージになるみたいです。
イメージだけで選ぶのは 自分はかなり怖いです。
木の温もりも効果もないけど・・・
見た目だけで選ぶにはいいかもしれません。
効果がなくても「自然素材」は自然素材です。
嘘は言っていません。
でも「健康」が付いてくると
「何が健康にいいんですか?」は
聞いておいた方がいいでしょう。
住宅会社に こだわりの素材がないという事は
どんな素材でも使うという事です。
要望によっては
どんどん変化していくので おもしろいですね。
それに比べると
もみの木ハウスの家は おもしろくないのかもしれません。
要望によって内装材の仕様を変える事はありません。
おもしろくはないかもしれませんが
住み心地と健康に過ごせる環境は変わる事はありません。