木の効果は木によりけり。
木(無垢材)の家は
「調湿や消臭効果がありますよ。」っていうのは よく聞く話です。
ただ、これが広葉樹(ナラ・ウォールナット・メープルなど)には
この効果は ほとんどないので
広葉樹を使った家なのに
こんな事を言っていたら(ヤバっ!!)って思っておきましょう。
では針葉樹(スギ・ヒノキ・マツ(パイン)・モミなど)だったら
「調湿や消臭効果があるんだよね?」っていうと
その効果の差を言わなければ あるのかもしれません。
どちらかと言えば ほぼないのかもしれません。
例えば
①針葉樹・板目・自然乾燥 VS ② 針葉樹・柾目・自然乾燥
で比べてみましょう。
一般的に 床板1枚あたりの調湿効果は
①(板目)の効果が1倍だとすると ②(柾目)は①の7~10倍あるといわれています。
①の材料を床だけに使うのか
②の材料を床だけではなく壁や天井にも使うのか
家全体の調湿効果は14倍以上 変わるという事になります。
ですが一般的な木の床材は機械乾燥がほとんどになります。
調湿効果の差は もっと大きくなるのかもしれません。
機械乾燥とは 木を高温で乾燥する方法です。
木が持つ有効成分は 50度前後で細胞壊れて抜け出ると言われています。
細胞が壊れると 水分も貯めにくくなります。
最近では低温の機械乾燥(45度くらい)も出てきましたが
それでも 機械内には木から出た油分が存在しているそうです。
油分(有効成分)が抜ける・・・その効果は少なくなる又はなくなるという事です。
なので、調湿効果だけでなく
消臭効果の差も 自然乾燥のものと比べると効果は低くなります。
この差は
生活しだすと 芳香剤や消臭剤なども必要になるかもしれません。
この差は
生活しだすと 除湿剤や除湿機が必要になるのかもしれません。
もしかすると
本来の木の香りではなく、焼けた香りに包まれるかもしれません。
木(無垢材)の家は
「調湿や消臭効果がありますよ。」っていっても
樹種、木の取り方や乾燥方法によっても大きく異なります。
もみの木ハウスが扱う 木(無垢材)は
フォレストバンク製のもみの木内装材になります。
推定樹齢200年以上のもみの木から
柾目(まさめ)を取り、自然乾燥を行います。
調湿・消臭などの効果だけでなく
木の油分(精油)が温存しているため
水拭きするだけで 年数が経過するにつれ 艶が出てきます。
なので、定期的なワックスなどもいりません。
価格の差。
まずは中身をしっかり確認しておきましょう。
「ガラケー」と「アイフォンorスマフォ」。
同じ携帯でも 比較対象がそもそも違いますね。
家も同じ事です。