空気を汚さず、張替えがいらない壁紙。
ドイツで生まれ、ドイツの住宅の約6割に使用されている
壁紙「オガファーザー」。
ドイツの壁紙市場で長いトップシェアを誇っています。
ドイツでは オガファーザーのことを
「森から生まれた呼吸する紙クロス」と表現されています。
もっとも大きな面積を占める壁紙は
室内環境に大きな影響を与えるので
原材料は 再生紙とウッドチップと
セルロース繊維に飲用水レベルの自然水を利用するなど
全て再生可能な資源により150年前から製造されています。
一度貼るとメンテナンスは上から自然塗料を塗るだけなので
壁紙を剥がす事はありませんが、
もし廃棄時になった際でも土に還り有害物質を出す事はありません。
安全な原材料と環境負荷の少ない工程で作られています。
では、日本は どうでしょう?
1960年代から高度成長期を迎え着工棟数が急激に増えた日本では
大量生産ができる新建材が多く使われるようになりました。
日本の壁紙は壁紙市場95%以上を占めているのが
「ビニールクロス」になります。
ドイツとは考え方が逆で
環境面や健康面を重視して選ぶ事はごく稀です。
ビニールクロスの基本的な材料は
塩化ビニル樹脂を主原料に、可塑剤、安定剤、発泡剤、着色料、溶剤、貴金属など。
それらの化学物質が揮発するため空気環境に影響を与えます。
またビニールクロスが短命と言われる理由は
時間とともに縮んでしまう素材が入っているから。
国よって こんなにも考え方が変わる。。。
ちなみにドイツを含む欧州でもビニールクロスを使用する事もあります。
ですが、その割合はたった 10%です。
日本に比べると 100分の10 です。
特に病院や学校などの公共施設では使用できなくなっています。
諸外国では これほど重視されている壁紙。
気密が高くなった住宅ではなおさらです。
安いと思っている素材でもお金はかかります。
家は永く暮らすもの。
永い目で見たらどうなのか?
ココはしっかり住宅会社に確認しておきましょう。
日本の住宅をもっと永く、それは内装材も。
現場見学会を行います。
4月22日~23日 現場見学会を開催 | 見学会・イベント | もみの木ハウス・わかやま (和歌山県田辺市) (wakayama-koyama.com)