素材の選択!
色々な会社が、色々な内装や外装の素材の事を説明してくれるのが住宅業界の常でしょう。
採用している素材がいかに良いものなのかを営業マンが力説するのが見学会や展示場でよく
見かける場面でしょう。そんな良い素材をなぜ採用しているのか??
そこを聞いてみるのが良いと思います。
「そこまで良い材料であれば全棟に採用されているのですか??」
ってね! ここで「はい。そうです!!」と答えた会社は凄い会社だと言えます。しっかりした
信念があり家づくりをしている事が、そこで分かるでしょうね!
でも多くの場合はそうではない。
「予算に厳しい場合は、お求めやすい商品の中からの選択になります」
なんて事を言い出すのが普通でしょうね。つまり、良い事だらけを言っていた材料も、予算が無い
場合は使わずに家を建てていく分けです。
お客様の資金力で素材がコロコ変わる。
量産メーカーなどもお客様の年収とかを聞いて、渡すカタログを変えますからね。色々な人に対応
できるように変化する事が大事なんでしょうね。大量生産をする場合はですね。
なので、家の商品開発などもどんな人をターゲットにするかで使われる材料とかも変わっていきます。
「これは、良いですよ!」って言う材料が人によって変わると言う事ですね。
よくある話が、
「この家には、県内産の針葉樹の無垢材が採用されています。県内産だし、木は人にやさしいですよ!」
「そうなんだけど、針葉樹の節が人の目みたいに見えて気持ちが悪いんだけど??」
「それならばこちらの材料はどうですか?? ブラックチークです!少しお値段は上がりますが節は
目立ちませんよ!」
「さっき、県内産が良いって言ってたよね?? こっちも良いの??」
「少々高いもので、なかなか勧めにくいのですが、良い材料です。どうですか??自分が使える最後の
量が後、一件分あります!」
「そうなんだ!! じゃあこれにしようか!!」
って、意味が分かりません。何が良いものなのか!全く具体的には分かりません。
多くの人は、雰囲気で素材など決めて家を建ててしまっています。
これから家づくりお考えの皆様に、少しでも家づくりの「楽しさ=快適に健康に過ごしてもらいたい!!
もみの木を知ってもらいたい!!、体感してもらいたい!!」との思いで、これからも更新していきます!!