調湿効果の大きな差とは?
無垢材は何でも調湿する?
「無垢材」=「調湿する」と思っていませんか?
木材を使ったとしても使用する木材によっても
大きな違いがあることをご存知でしょうか?
すべて 2択なので 試してみてください。
1.質問です。
木の種類 大きく分けると2種類
調湿効果が高い方は①または②どちらでしょう?
①広葉樹(サクラ・クリ・ナラ・タモなど)
②針葉樹(スギ・ヒノキ・マツ・モミなど)
答えは ②「針葉樹」 です。
針葉樹は、一般的に調湿量が多いといわれています。
木材の細胞が大きく、
成長時に多くの水分を必要とするためです。
いったん乾燥すると大きな狂いもなく
多量の水分を給排水してくれます。
2.質問です。
乾燥方法は2つに分かれます。
調湿効果が高い方は①または②どちらでしょう?
①「機械乾燥」
②「自然乾燥」
答えは ②「自然乾燥」です。
機械乾燥は短時間で乾燥させるため
大量生産に向いています。
ですが、木の細胞が壊れてしまうため
水を貯めることができなくなってしまいます。
3.木の切り方について質問です。
調湿が高い切り方は①または②どちらでしょう。
①柾目(まさめ)
まっすぐな模様が特徴です。
②板目(いため)
円形の模様が特徴です。
答えは ①柾目(まさめ)です。
一般的に柾目と板目では
調湿効果は 5~10倍も変わるといわれています。
住宅に調湿効果を求めるなら
上記の3点を注目してくださいね。
調湿効果のまとめ
- 針葉樹 木の細胞が大きいため
- 自然乾燥 木の細胞を壊さないため
- 柾目(まさめ) 板目の5倍以上の差があるため