エアコンが効きやすくなる理由
もみの木の家でよく言ってもらえるのが
「エアコンの効きがよくなった!!」です。
内装リフォームでは
同じエアコンを使用する事が多いので
エアコンの性能が変わった訳ではありません。
では どうしてこんな現象が起こるのか?
理由は調湿効果があるためです。
もみの内装材が一定の湿度を
多い時は・・・吸って
乾燥すると・・・吐いてを繰り返しています。
梅雨時期~夏にかけては
どうしても家の中でも湿度が高くなりがちになります。
自然乾燥した柾目(まさめ)の もみの木は
調湿効果が高く、一定の湿度を吸ってくれるため
体感温度が変わります。
湿度が20% 変わると 体感温度は4度も変わります。
今までの設定温度より高くなっても
涼しく感じるようになるのは このためです。
なので、エアコンを付けなくても
自然の風や扇風機だけで過ごせる時間が増えます。
また内装材として使われる もみ材内部には
空気が含まれているため
熱伝導率が小さい(=遅い)という特徴があります。
※熱伝導率とは熱が伝わるスピードの事です。
素足で歩くと冷たい!!という事も少なく
体温が床へ逃げてしまうという事も軽減されます。
一旦温められると
熱が逃げにくいという特徴があるため
冬でも絨毯なしで過ごす事ができます。
木の家といっても
広葉樹と針葉樹では木の内部に含まれる空気の量が変わります。
広葉樹の方が空気の量は少なくなります。
なので、裸足で歩いた時、
針葉樹に比べると硬く冷たく感じるのは このためです。
また調湿効果ですが
自然乾燥して柾目(まさめ)に切り取った無垢材は調湿しますが
それ以外の無垢材は 効果が少ないか・・・ないものもあります。
少しだけあったとしても
それを床だけに使って 調湿効果があるとは・・・
私は 言えません。。。
日本の気候は高温多湿です。
湿度コントロールをどう考えるかで
日本の暮らしはもっと過ごしやすくなると思います。
もみの木ハウスの家 モデルハウスは
7月完成予定です。
参加される際は裸足で体感してみてください。
特に暑い時期は
足裏がベトベトするのかサラサラするのかでも
調湿作用がどれくらいあるのか確認する事ができます。