新築でもカビは生える。
「新築なのにカビが生えた・・・なぜ?」
と思うかもしれませんが
現代の家は
湿気が逃げにくい構造になっているため
きちんと湿気対策を行わないとカビが生えやすくなります。
今は性能は良くなっているのに
どうして でしょう?
昔の家は「隙間風」というものがありました。
冬は寒いし、夏は暑い。
その分、外気との温度差も少なく、結露がしにくかった。
隙間風があるという事は
湿気も、ニオイなども逃げにやすいという環境でした。
今は省エネ住宅が主流になり
気密や断熱の性能も上がってきています。
そのため、
冷暖房が効きやすく快適な温度を保ちやすくなった反面
気密性が高いため、
湿気だけでなくニオイまで逃げにくい環境になりました。
それ以外には
家が建っている土地の環境が
大きく影響している場合もあります。
海近くや川沿い、山に囲まれた立地は
湿度が高くなりやすくなります。
カビを発生させないためにできることは
湿度コントロールです。
窓を定期的に開けて風を流したり
除湿剤だけでなく除湿器を使用するご家庭も増えてきました。
2003年7月以降の新築の建物には
24時間換気が設置義務化になり
空気の入替が勝手にできるようになりました。
24時間換気は常に起動しておくのが基本になります。
あと定期的なお手入れは必需になります。
それで解決できればいいのですが
そう簡単ではないから、
除湿器を使用するご家庭が増えてきてるんだと思います。
様々な理由から
家の中の湿気は意外と溜まりやすいので
湿気が逃がさない生活をしていると
新築に関わらず、カビはすぐに生える環境が出来上がります。
それを簡単に軽減する方法があります。
それは内装材に
自然乾燥された柾目のもみの木を適正量 使用する事です。
勝手に湿度コントロールをしてくれて
抗菌効果があるためカビは生える事はありません。
そのため除湿機なども特に必要ありません。
ただ・・・間違った使い方をするとカビは生えます。
もみの木の床は濡れても大丈夫な素材ですが
バスマットを使用したり、濡れた上から物を置くなど
濡れた状態に蓋をする状態が長時間続くと
もみの木が呼吸できないためカビが生える事があります。
通常の使用上の注意点さえ気を付ければ
一定の湿度を常に保とうとしてくれるので
買替いらずのもみの木の内装材は とても便利です。
本来、24時間換気の設置義務化は
シックハウス対策のために作られましたが
現代の住宅は内装材からだけでなく
消臭スプレー、防虫剤、家具(塗料など)の
化学物質(揮発性有機化合物)の持ち込みも多くなっています。
もみの木の家では
調湿してカビ対策だけでなく、消臭効果もあるため
化学物質の持ち込みを減らす事ができます。
カビ対策は
何か持ち込んで対策するのか
勝手にしてくれるのか
内装材次第でも大きな差が出てくるところです。