スリッパも、マットも、消臭剤も。全部、本当に必要?(後編)

前回、日本に多くの住宅の床が
「水をはじいてベタベタするシーツ」
のような状態になっているとお話しました。
実は、その床の性質が
私たちの暮らしを少しずつ変えているのかもしれません。
例えば…
✅床が冷たいからスリッパを履く。
✅水をはじくから、バスマットやキッチンマットを敷く。
✅床がべたつくからフローリング用掃除シートを使う。
✅ニオイが気になるから消臭スプレー。
✅香り付き柔軟剤でごまかす。
床の悩みを軽減するためのグッズたち。
どれも、便利な商品です。
でも、もみの木の家に住んでいると
そういえば
「使わなくなったグッズたちがたくさんあるな…」と

私が子供の頃は、
今ほど香り付き柔軟剤や消臭スプレー
床専用のお掃除シートは身近ではありませんでした。
ところが時代とともに
便利な商品はどんどん増えていきます。
床には床用。
玄関には玄関用。
トイレにはトイレ用。
服には服用。
気づけば家の中は
「〇〇専用」のグッズだらけ。
昔より今の方が便利になったはずなのに
管理するものは 増えています。
少し不思議な話です。
そして、2010年頃には
「香害」という言葉まで広く知られるようになりました。
柔軟剤や香り付き洗剤、消臭剤などの香りで
頭痛や咳、鼻、体調不調などを感じる人がいることが
社会問題として取り上げられるようになりました。
もちろん、香り付き商品そのものが悪い
という話ではありません。
便利だからこそ、多くの人に選ばれてきたのでしょう。
ただ、その前にちょっとだけ考えてみてください。
「ニオイが気になるから、何かしらのニオイを足し続けていないだろうか?」
「そもそも、香り付きや消臭というアイテムが必需な住まいになっていないだろうか?」
と。

消臭剤を置く。
香りを足す。
ニオイを消す。
床を専用シートで拭く。
マットを敷く。
じゅうたんを敷く。
マットや絨毯を洗う。
スリッパも洗う。
空気清浄機を置く。
加湿器を置く。
フィルターやカビの掃除をする。
便利なものが増えれば増えるほど
自然と家事も増えていきます。
お手入れの時間も、
使う道具の数も、
家の中のニオイも、
少しずつ変わっていきます。
私たちは一日の中で
床に立ち、座り、寝転び、歩いています。
子供は床で遊び
赤ちゃんは床に近い場所で過ごし
ペットも床の上で暮らしています。

それほど身近な場所なのに
家づくりでは間取りや水廻りに比べ
床は案外、見た目だけで決められることが多いのが現状です。
見た目が好みだから。
もちろん、それも大切です。
ただ、毎日触れる場所だからこそ
見た目以外のことも知らないと、もったいないですよ。
床は
・肌に触れる場所
・室内の空気にもかかわる場所
・ニオイにも影響する場所
・暮らし方そのものを変える場所
だから私は、床は「仕上げ材」ではなく
毎日のカラダと暮らしを支える場所だと思っています。
家づくりで見落とされがちな【床とカラダの関係】。
床を見た目だけでなく
【毎日、どんな風に暮らしたいのか】
という視点で選ぶ事が
毎日の暮らしを少しずつ
そしてあなたのカラダに影響します。
\動画でcheck/
意外と見落とされがち【床とカラダの関係】
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